COLUMN

お知らせ

2018.06.12

今後の見通しを知りたい

1 はじめに

刑事事件における今後の流れには,多種多様なものがありますが,被疑者・被告人やそのご家族が高い関心を持つ事柄としては,①「最終的な刑事処分がどのようになるのか」,②「身体拘束はいつまで続くのか」の2点ではないでしょうか。

以下,それぞれの見通しを説明するための材料となる事項について説明いたします(なお,犯行内容を認めている場合を前提としています。)。


2 最終的な刑事処分に関する見通し

最終的な刑事処分に関する見通しのための主な材料としては,以下のようなものがあります。

①被疑事実の内容(犯してしまった犯罪の内容,法定刑など)
②犯罪により生じた結果の内容
③余罪の有無,内容
④前科の有無,内容
⑤被害回復(示談成立)の可能性
⑥証拠の有無,種類
⑦社会復帰後の環境


3 身体拘束に関する見通し

身体拘束に関する見通しのための主な材料としては,上記①から⑦に加えて,以下のようなものがあります。

⑧被害者の有無,被害者との接触可能性
⑨共犯者の有無,共犯者との接触可能性
⑩捜査の進捗状況
⑪身元引受人の有無
⑫生活が安定しているか否か(住居,定職,家族の有無など)
⑬身体拘束による不利益の程度(失職のおそれ,退学のおそれ,病気など)


4 最後に

以上の通り,刑事事件における今後の見通しを判断する材料には,多種多様なものがあることに加えて,ひとつとして同じ事件はありません。また,捜査段階においては,捜査機関が有する証拠を弁護人(弁護士)が見ることはできません。

したがって,弁護人(弁護士)が,今後の見通しを正確に判断することは極めて難しいといえます。

しかし,これまでの経験により,その正確性を高めることができると考えられますので,今後の見通しを知りたい場合には,経験豊富な弁護士に相談されることをお勧めいたします。

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